けさふと思い出しました。
中学3年の時のこと。土曜日の午後のクラブ活動を無断でサボったんです。
いろんなことがあって(…といってももうよく覚えてないですが…;;)初めて。
夕方になってその日は父が珍しく早く帰ってきて、一緒にテレビを見てくつろいでいた時だったように思います。
そこに電話。父が取りました。
「・・・いつもお世話になっております。・・・はい、帰っております。」ええ??
「○○先生からだ」
クラスの担任でもあり、クラブ活動の担当でもあった○○先生は、どうしたんだ、とあれこれ尋ねられ、叱られました。きっと頭の中にはウソの言い訳もいくつか並んだと思うのですが、観念して「すみません」とだけ繰り返していました。
こんな時に限って父が早く帰ってくるなんて・・・と思いながら。
電話を切ると父が「クラブの練習があったのか」と聞くので、頷き、怒られるだろうなぁと父を見ると・・・。
父は笑っていました。そして「明日からまたがんばれよ」と、笑いながら一言だけ言いました。
その時私は思いました。将来子供が出来て、同じような場面に遭遇したら、こうして子供に笑ってやろうと。
“そんな日もあるさ”と、心の中で励ましてやろうと。
後にも先にも、クラブ活動を休んだのはその時だけでした。
今も忘れられない思い出のひとつです。
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